上野動物園はパンダのシャンシャンに沸いています1歳を迎えたのですね
シャンシャン=香香、名前いいね
で、上野動物園、シャンシャンを観るつもりはありませんでした
なぜって?並ぶの嫌い、30分待ちすら我慢できません
よって、シャンシャン待ちの方々を見ながら動物園奥へ…
私が見たかったのは、動物慰霊碑
ゾウエリアの右側にありました
この慰霊碑は1975年に上野動物園がリニューアルした際に建立されたもの
私と同い年の慰霊碑です
なぜこの慰霊碑を見たかったか…
それはこの絵本
物語は慰霊碑から始まるのです
1970年初版の絵本なので、絵本の中に出てくる慰霊碑は昔のもの
私が見たのとは違うのですが、慰霊碑はひっそりとしつつもあたたかいエリアにありました
慰霊碑の隣には子ども達からの沢山のメッセージが…
その中に、ジョン、トンキー 、ワンリーへというお手紙もあり、涙が出ました
かわいそうなぞうがしっかりと今の子に読み継がれていることを確信しました
そして慰霊碑にはジャガイモがお供えしてありました
天国でおいしいジャガイモをいっぱい食べてねという園児のメッセージもあり、嬉しかったです
かわいそうなのはゾウだけではありません
動物園内だけでも沢山の動物が戦争を理由に殺されなければならなかったし、殺さなければならなかった
子どものように可愛がった飼育員さんも同じくかわいそうです
辛かったはず、苦しかったはず、それが仕事だなんて、、、辛さを計り知れません
全ては「戦争」です
命より大切なものはありません
戦争体験者から直接話を聞ける機会もドンドン減っています
だから、読み継がなければいけない
その責任を感じた上野動物園からの帰り道でした
シャンシャンではなく、パンダ橋の年季入ったパンダを見ながら…