Golden Circle Vol.16 ジュンスカ ユニコーン
2011年 10月 27日
恋愛なら飛び越えていけるのに、音楽はそうもいかない。
『Golden Circle Vol.16 ジュンスカ×ユニコーン』10月25日・26日 日本武道館 18:30~
gest:子供ばんど,opening act:25日OverTheDogs,26日 OKAMOTO’S
私は25日参戦。
そう、チケットは1列 53番。二度と見られないだろうチケット今一度写真に。
武道館。初体験。
物販エリアもキラキラ混雑してた。居合わせた人々、みんな嬉しそうで、見ているだけで幸せ。
正面入り口には花☆花。あ~よかったな あなたがいて~♪みたいに、花まで幸せ。
18:31スタート。
初めは主催者であるジュンスカの寺岡呼人が挨拶&彼が作った新曲で出演者の3分の2がステージへ!
続々登場する出演者に興奮。
・・・1列だし、ホントよ~~~~く見えるのだ
Opening Actは『Over The Dogs』翌日10月26日にデビューだって。
その前日が武道館なんて、強運ですな。
でも、彼らに関してはノーコメントとさせていただきます。
1つのバンドが終わるごとに寺岡呼人がステージに登場し呼び込むスタイル!
なんだかやたらアットホームでキツキツしてない大人感?心地いい。
続いて登場は『JUN SKY WALKER(S)』
最近は青森クォーターでのライブを見たばかり。ライヴハウスのささやかなステージでところ狭しと魅せるのももちろんいいけれど、武道館の広いステージで観る彼らも涙物。
ジュンスカは真面目なバンドなんだろうと思う。
無論真面目じゃないバンド、というのも無いだろうけど“伝えようとする言葉をもったバンド”だと言えるように思う。
幼いあの頃の私はジュンスカの言葉に生きるヒントとか、頑張るヒントをもらっていた。
伝えようとする言葉と、探しているという聴き手が合致したとき、それは永遠にファンとなる・・・。
なんつって(笑)
でもそんな感じ。ピンポイントで届くのがジュンスカの言葉であり宮田和弥の声だろうと思う。
っつ~か、無条件で好き
宮田和弥45歳のキレのある美しいジャンプは、武道館では一際キレイでかわいかった。(10月26日日刊スポーツをご覧下さい)
続いて呼人の呼び込みで登場したのは『UNICORN』
4人のジュンスカに慣れると、ユニコーンって人数多い!
たった一人多いだけなのに、随分多い気がするのは、ユニコーンのエンターテイメント力にあると思った。
ユニコーンって5人全員が歌う。
阿部義晴一人で数人分の面白さをもっているようにも思う。
奥田民生のゆるさ、貫禄、迫力と、歌唱力、全て計算ずくの存在感なんだろうな。
間近で見るととっても艶々健康そうだった(笑)
CDでは伝わらないエンターテイメント力にライヴの面白さを感じ、そして惹かれました。
音楽は楽しむものだ!それを持って帰ってくれ、そんな一言だけのメッセージが伝わってきました。
「とにかく楽しかった」その一言を持って帰りました。
ユニコーンの嵐が去った後に呼人が呼んだのは『子供ばんど』
子供ばんど=うじきつよし。予備知識はコレが全て。
司会者、俳優、うじきつよし。ボーカル??なの??ってなくらい無知のままライヴを観ることになりました。
子供ばんどとは・・・
Vo/Gt うじきつよし,Vo/Gt 谷平こういち,Vo/B 湯川トーベン,Vo/Dr 山戸ゆう 4人組。
年齢50代。1980年デビュー、年間200本ライブ、2000本ライブ達成で活動休止。
今年23年ぶりに再始動!
「う、う、う、うじきさんってこんな声でるのぉぉぉぉぉぉぉ???」
って思わず叫んじゃった私は、一瞬でどこかにぶっ飛びました。
歌と音が武道館の奥へ奥へと厚い層になって届いていって、会場全部が持ってかれる。
23年?ブランクあり??
50代だって。おじさんだって。うじきさん年齢のこと言うけど、めちゃめちゃ子供みたいに輝いていた!
伝えたいこととエンターテイメントが融合してた。
真っ赤な上下でおかしな格好だけど、今の時代にすっぽりハマる定位置があった。
腕を振り上げたり、踊ったり、きゃ~って言ったり、じゃなく「かっこいい~~~」って何度も連呼して色んなものが弾けた。
予備知識なんていらなかった。
子供ばんどは無敵の格好よさ。
参りました。ファンになりました。
そしてラストは子供ばんどに出演者全員混じってのステージ。
武道館のステージが狭いくらいの人数。
拝むような気持ちで観ていた。
ジュンスカとユニコーンが同じステージにいる!そして知ったばかりの子供ばんどがあまりに格好よすぎる。
幸せで幸せで、この瞬間をいつか忘れるときがこないように『記憶しておこう』と思いながらその場に居た。
寺岡呼人はその名の通り「人と人を結びつける人」なんだろうね。
今年で10年、音楽の歴史のダイナミズムを感じたくてはじめたイベントだそう。
縦の軸、自分らが中心で若手バンドゲスト、リスペクトアーティストと世代を超えて結びつける。
素敵なコンセプトだ。
フェスって幾つもあるどこかのステージで誰かが歌っている、それを聴き手がチョイスする。
選ぶのは私たちだ。
でもGCは違う。1つのステージで誰かと誰かを組み合わせて観せてくれる。
ジュンスカとユニコーンだけでも十分幸せなのに、いくつものサプライズプレゼントが付いてくる。
知らないを教えてくれ、音楽には力があると証明してくれるイベント。
今後、私のライフワークにしたいと思っている『Golden Circle』
帰り道すがら、誰もが幸せそうだった。
そりゃ~ライヴ後のビールも美味しいだろうに。
ライヴが終わったのが10:30なんとほぼ4時間、11:30はずれの街の居酒屋はほぼ閉まっていた。
ま、2件もハシゴしたけどねっ!
36歳、ライヴ、ビール、楽しいぜ。
翌朝、東京は快晴だった。
青森では岩木山スカイラインが雪で通行止め、とかいう噂も聞こえてきたが・・・。
双子ちゃんのママのお宅に育児ヘルプに寄り、青森へと戻った。
青森の夜の空気はギリッと冷えていて、やっぱり私はこの街が好きだなと思った。
20代と50代の差はなんだろう?
やっぱり歴史は埋まらない。積み重ねてゆくしかないな。
長くなりました。
超不良母ちゃんですが、何卒宜しくお願いいたします。