34組のカップル
2010年 11月 30日
早8ヶ月。私は34組のカップルをサポートしてきた。
気づいたらその組数だった。
司会者としてスタートした4月頃と、途中と、今とでは心境の変化は大きい。
収穫の多い分野の仕事だということを納得して言える。
至らないこと、凹むこと、喜び、その度合いを表す数値はないけれど、出会えて良かった仕事だ。
カップルにとっては本来一生に一度の事だと言うこと。
私にしては、今日が明日に繋がる事だということ。
意識しない日はなかった。
そして全てに問われるのは『人柄』が確かか?ということ。
反省すべきところは多い。でも譲れないものは譲れないこともあった。
譲れない自分を反省しても、答えは譲れないと出てしまうことで反省することもしばしば。
迷惑かけた人にごめんなさい、勉強させてくれた人に感謝。である。
いくつかの会場で司会者として仕事をした。
私の一番好きな会場から見える岩木山。
その日のお天気の中を結婚式には無関係にたたずむ岩木山はたくさんの言葉をくれる。
自然は何ものにも代えがたい。
「本日はお日柄もよく」そんな在り来たりな言葉は必要ない。
在り来たりになりがちな言葉に生きた意味を持たせてくれるのがその日のお天気や季節感だ。
昼の岩木山も、夜の夜景も、自然の姿に感謝してきた。
そして何よりもこの仕事が好きになったのは、現場のスタッフの人柄だ。
私はたくさんの司会者の中の一人、でも私にとってはただ一人のその日の担当プランナーであり、ただ一人の先導スタッフであり、音響スタッフであり、サービススタッフである。
一人部外者でありながら勝手にチーム感を持ち仕事をしたい気になったのは、全てスタッフの人柄に支えられたからだ。
感謝しています。
2011年は、記憶に残る瞬間のサポートをしたい、それが結婚式の司会者としての私の目標です。